知っておきたい認知症介護のキホン

認知症介護で心がけたいコミュニケーション

認知症の人は、想像がつかないほど大きな不安のなかで毎日を過ごしています。相手の感情を穏やかに保てる接し方を心がけると、介護も楽になってきます。

基本のコミュニケーション

POINT
“「相手を試す」「無理強いする」はNG!

「わかる?」と何度も聞いて相手を試すような態度をとると、「バカにされた」という思いを相手に植え付け、信頼関係が失われていきます。また、相手が“拒否行動”を行う場合に力づくで物事を進めることも厳禁です。“何かしらの理由がある”と捉えて、相手の気持ちに寄り添いましょう。

介護の現場で活用されるコミュニケーション「バリデーション」

介護の現場で活用されている「バリデーション」は、認知症の人が感情や記憶を表に出せるように促し、言葉や行動の奥にある本当の思いに歩み寄るコミュニケーションのこと。バリデーションにおける6つの基本的態度を、家族間の認知症介護にも取り入れましょう。

6つの基本的態度